腕時計のはなし。

7月27日

引き出しの中を整理していたら、父の形見の腕時計が出てきた。

そんなに高価なものではないし、(父は腕時計が好きで沢山集めていたが、あまり高価なものは買わなかった)

 

デザイン的にも新しい感じではないのだが、なんとなく腕に巻いてみたくなった。

もちろん、時計の針は止まっている。電池を替えなきゃな、と思う。

左腕に巻いて、よーく盤面を覗き込むと、小さな円で表示されている秒針が動いていた。

あれれと思って裏側を見ると、なるほど、自動ネジ巻きの機械式時計だった。

腕に巻いていると、ローターと呼ばれる装置がクルクルと回って、勝手にネジを巻いてくれるわけだ。Automaticとも言う。

なんとなく嬉しくなって、一日、身につけて過ごした。ただ、ベルトが少々緩い。親父と自分の手首のサイズが違うのだろう、なんとなく居心地が悪い。

 

後日、ひさしぶりに時計屋に行き、ベルトの調節をしてもらった。

手首にしっとりとフィットしたそれは、不思議なもので、前よりもデザインも良くなったように見える。

毎朝、正確に時間を合わせる必要があるが、それも一日始まりの儀式のようで心地良いし、

家に帰って時計を外すと、気持ちまでリラックスするような感覚もある。

 

今まではわざわざスマホを取り出して時間を確認したり、近くにいる人に聞いたり

(その近くにいる人もスマホを取り出して確認したり…)していたのだが、

やはり腕を覗く方がスマートだ。

 

しばらく愛用しようかなと思っている。

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旅の中で

榊いずみさんツアーにて、北海道(函館、札幌)と、奈良・和歌山に行ってきた。

ギターを弾くために旅に出るのは本当に楽しい。移動にどれだけ苦労したとしても、演奏中はそんなこと忘れてしまう。

函館では、心の底から音楽が好きな人に出会えた。(一番好きなバンドが一緒だったから、なんとなく、それだけでも通じ合うところがある)

札幌では、ここ何年かで紡いできた、出会いと音が重なって、再会あり、出会いありの、これまた素晴らしい夜になった。

人と出会って、いつも一緒にいるわけではないけど、時々遠い空の下、走り続けている仲間を想って。そんな想いを、ビードローズの新曲(「生まれた街を遠く離れて」)の歌詞に書いた。北の街で、走り続けている仲間へ。時々、空を見上げて、彼らのことを想う。すると、どこからか力が湧いてくる。

いつも一緒にいて甘え合うだけが友達じゃないよなと、最近、思う。

 

奈良、和歌山も素晴らしい日々となった。三連休の過酷な渋滞は堪えたけれど、それも含めて、音楽の旅だった。日に日に増していく、いずみさんの声の力強さを感じながら、アコースティックギターを掻きむしった。

どの会場でもオープニングで歌わせてもらって、また新しい自分を見つけることもできた。和歌山OLD TIMEのボビーさんには、「また絶対来いよ!」と言ってもらえて、流さんの縁に導かれてSpicy Honey Milkの皆さんに出会えて。

生きていると感じる、旅だった。

 

また、旅に出よう。

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代打で講師

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