早い時間に息子(もうすぐ3歳)と一緒に眠りについて、息子の咳で起きてから眠れなくなったので、この文章を書いている。

時々、無慈悲に足で蹴ってくる以外はとても可愛い寝顔である。その日のどんな悪行も、帳消しにしてしまうような。

ところで、眠れずに起きだして読んでいた本の中に、三好達治の詩が出てきた。

 

『雪』

 

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ。

次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ。

 

雪が珍しい土地で、翌朝には積もりそうな雪の降る夜、母親が子供を眠らせて、針仕事か何かをしている。太郎、次郎、それぞれ違う家に、小さな明かりが灯っている様子を俯瞰的な視線で思い浮かべる。

 

僕自身は、太郎と次郎が兄弟のように感じた。(実際に作者がどう意図したかは、ここでは重要ではない)

母親はまず太郎を眠らせ、その次にぐずっていた次郎をようやく眠らせる。同じ屋根に守られて眠っているけれども、太郎、次郎、それぞれに違う世界があり、違う夢を見ている。彼らは兄弟だけれども、全く違う人生を歩み、生きていく。それぞれに、自分の道がある。眠っている彼らは、まだ未来のことは夢を見るばかりである。母親がそばにいる。温かい体温に守られながら、雪の降る中、夢を見ている。

こんな解釈も良いだろうと思う。

詩が時に、窮屈になった人の心を救うのは、想像力が羽ばたく余地があるからではないか。

僕は狭い部屋の中でなんとか眠ろうとしながら、そんなことを考えている。

 

心の中だけはいつも大きくいたい。


5月、前半戦。


5月になった。色々とあったのだけれど、なかなか書きそびれて今にいたる..  

思い出しながら書いてみます。

 

5月5日。渋谷CLUB QUATTROにて、染谷俊25周年ライブ。

満員のオーディエンス、染谷さんの背中、後ろから見てて感動した。

染谷さんとは10年以上、一緒に音楽をやらせてもらっていますが、一つの集大成として、でも、やはりまだまだ通過点として、宝物のようなこの日があったのだなと思います。

 

染谷俊バンドは、ドラム/佐治ちゃん、ベース/スティング宮本さん、そして自分のギター。4人で奏でました。素晴らしいバンド。

 

この日のスペシャルゲストは清木場俊介さん。圧倒的な歌声。

久しぶりにお会いできて嬉しかったです。

ギターのキム兄、久雄くん、サックスのアンディー、たくさんの仲間たちとの素晴らしい夜でした。

アンコールの「理由」は全員で。また、次に向かう勇気が湧いてくるのでした。

 

 

5/13は、榊いずみライブ@渋谷TSUTAYA O-Crest

25周年DVD&CDも無事に発売。いずみさんの声はどんどん迫力を増して、脳みそを撃ち抜かれたような感覚(笑)

Drum 末藤健二、Bass 金戸覚(久しぶり!)key 若槻昌子(from ビードローズ) 

Guitar 佐藤亙というバンドでした。演奏してて、本当に楽しかった。

 

O.Aはアイドルギターデュオの”栗もえか”。

あっという間に成長して行く二人。とにかく声が強い。ギターもどんどん表情がついてきた。今後が楽しみでしかたないですね。ギターレッスンも頑張ろう。

 

我らがビードローズのニューアルバムのレコーディングも進んでいます。

4月のレコーディングでは、臼井雄飛くんをゲストベーシストに迎えて録音。

雄飛くんとは初めて会ったのにいきなり録音。曲の理解度が高く、素晴らしいベースを弾いてくれました。この日のエンジニアは前回もお世話になった大島久明さん。

何も言わなくても好きな音にしてくれました。大島さんはどんな過酷な状況でも良い作品に向けてベストを尽くしてくれます。頼れます。

Earthworksのマイクをトップに立てて、MANLEY SLAM!で叩いた音が素晴らしかった。

色々と実験しながらのレコーディングは楽しいなあ。

5月はスティング宮本さんを迎えてのREC。

もう、さすがとしか言いようのないベースでした。快く引き受けてくれた先輩、ありがとうございます!

 

そしてボーカル録音はやっぱり難しいなー。

 

 

さて、来週は合宿レコーディングに行ってきます。